トランクルームの壁面に太陽光、蓄電池に貯め災害対応

トランクルーム運営のルートストアハブ(東京都千代田区)は、東京都目黒区に同社初の災害対応トランクルーム「目黒区目黒ルートストレージ」を8月5日に開設した。壁面に太陽光パネルを設置し、災害発生などによる停電時にもセキュリティや照明を維持し安心して利用できるという。

 建物の南面壁面に出力400Wの太陽光パネル3枚、合計1200W(1.2kW)を設置した。同社によると、発電効率では屋上設置の方が優位だが、建物の防水構造などの問題から壁面設置を採用した。近隣の建物の影などの影響により、太陽光パネルの性能の60%程度になる約700Wで1日あたり4~5時間の発電が可能という。

 太陽光パネルで発電した電力は蓄電池に貯め、フル充電時に2kWh分の電力を利用できる(連続100W使用で20時間、連続200W使用で10時間)。災害など停電時にもセキュリティシステムが稼働し、玄関電気錠、夜間照明、スマートフォン充電などが利用できる。ヤグチ電子工業(宮城県石巻市)がシステム構築した。

 ルートストアハブは、東京・神奈川・千葉・埼玉・愛知で360カ所以上のトランクルームを展開する。今後も引き続き災害対応トランクルームを開発する予定で、新築物件では屋上設置のほかDC(直流電源)照明の導入も検討する。

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