英クラーケンが世界最大「住宅VPP」、EVや蓄電池で2GW

英国のエネルギー向けデジタルプラットフォーム事業者であるKraken Technologies(クラーケンテクノロジーズ)は7月16日、電気自動車(EV)・家庭用蓄電池・ヒートポンプを含む家庭用のエネルギー関連設備、合計出力2GW超を統合・制御した世界最大級の住宅電気設備による仮想発電所(VPP)を実現したと発表した。

 住宅用電気設備によるVPPは、主に英国、スペイン、イタリア、ドイツ、フランス、米国、ニュージーランドで展開しており、現時点では日本は含まれない。50万台超の家庭用エネルギー設備をリアルタイムに制御し、ロンドン規模の都市(350万世帯)のピーク電力相当を賄える。最も安価で環境負荷の少ないタイミングで充電・暖房を行うことで、年間2億ドル超の消費者節約効果が見込まれるという。

 同社は、顧客管理・請求・需給管理・分散型電源制御などエネルギー事業者向け基幹システムを包括的に提供するクラウド型プラットフォーム事業を展開する。英オクトパスエナジーの社内テクノロジープラットフォーム部門として発足し、その後スピンオフして独立した。

 日本国内では、東京ガスとの取り組みを通じて、商業・産業用施設におけるバッテリー管理などの実績がある。EV、蓄電池、ヒートポンプなど家庭用エネルギー設備を活用したフレキシビリティサービスは今後、順次展開する予定。欧州での成長と歩調を合わせる形で、段階的に規模を拡大していく方針。

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