太陽光発電・蓄電池向けパワーコンディショナー(PCS)大手のTMEIC(ティーマイク)は、2025年9月22日から、新CMによるブランドキャンペーンを実施すると発表した。俳優の畑芽育さんを起用した新CMをテレビ・交通広告などで展開する。
TMEICは、東芝と三菱電機の折半出資により両社の事業を引き継ぐ形で、東芝三菱電機産業システムとして発足し、PCSなどパワーエレクトロニクスのほか、高効率モーターなど回転機、産業向けの監視制御システムなどを中心に事業を展開している。2024年4月に創業20年を機に社名をそれまでのロゴであるTMEICに変更した。
今回のブランドキャンペーンにより、TMEICの社名の読み方である「ティーマイク」を訴求するとともに、ブランドキャラクターであるTMEICマンも登場させる。
記者会見であいさつした川口章社長は、「TMEICは、世界18カ国・地域に拠点と12の工場を持つグローバル企業に成長し、産業システムや環境エネルギー向け設備など、産業社会を支える縁の下の力持ちになっている。今回のキャンペーンを機にTMEICについて広く知ってもらいたい」などと狙いについて語った。
TMEICの売上高は、2020年に3000億円を超えた。これは創業時の2倍の規模になり、2024年には3600億円に達している。さらなる成長を目指し、2030年に5000億円という売上目標を掲げている。