「FIP転+蓄電池」の収益性を評価、Sassorがサービス開始

Sassor(サッソー、東京都渋谷区)は8月20日、太陽光発電事業者向けにフィード・イン・プレミアム(FIP)制度に移行し、蓄電池を併設した場合の事業採算性を30分単位で試算・予測できるFIP収益試算サービス「ENES(エネス) FIPシミュレーション」の提供を開始したと発表した。

 顧客の発電データと30分ごとの日本卸電力取引所(JEPX)価格を基にした収益シミュレーションにより、月次のプレミアム収入や売電収益を試算する。固定価格買取制度(FIT)との収益比較により、FIP転換の是非を判断する客観的なデータを提供する。

 また、最適化アルゴリズムにより蓄電池の運用計画を自動的に立案する。市場価格が低い時間帯に充電、高い時間帯に放電する供給シフトにより、収益を最大化する具体的な充放電スケジュールを提示する。このほか、需給調整市場への参加で得られる追加収益も統合して試算できる。

 同社が開発・提供するアグリゲーションプラットフォーム「ENES」利用者向けのオプションとして提供するほか、単独サービスとしての提供も想定する。将来的には、同ツールで策定した事業計画・運用計画をENESが自動的に実行する体制を構築する計画。

 FITからFIPへの移行では、発電事業者は売電収入に加えてプレミアム収入による収益向上が期待できる。その一方で市場価格の変動リスクも負うことになり、特に再エネ供給過多で市場価格が0.01円/kWhまで下落する時間帯にはプレミアムが付与されず大きな収益機会の損失に繋がる恐れがある。

 多くの事業者がFIP転換や蓄電池導入による収益見通しに不確実性を抱えており、精緻なシミュレーションに基づく事業計画の策定が課題となっていた。同サービスは、具体的なデータに基づいて事業者が最適な意思決定を行えることを目的に開発した。
 

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